あーん、もう雨ってだいきらいだー。
しかし諦めて、レインブーツ(というより長靴)を履いちゃうと、これ、ちょっと楽しい。
「雨雨降れ降れ母さんがー♪」
あの気持ちちょーわかる。
普通の靴だったら絶対通れない水たまりをざぶざぶ歩いて行けるし、足は濡れないし。
楽しい。
しかし。
目的地に着いて、さあ長靴を脱ぐって時。
この時ま困るっす。
脱げないの。
全然脱げない。
まあ脚が細かったらいいですよ。
ぶかぶかの長靴だったらさっと脱げるでしょう。
しかし私の脚は太い。
長靴ぴったり。
これに加えてストッキングを履いてないともー大変。
あの大変さは経験したことがない人にはわかんないだろうなー。
長靴の口(?)と脚がぴたーっとくっついちゃって、中の空気が漏れないようになっちゃうのです。
まさに「真空パック」。
そーすっと、脚を抜こうとしてもびくともしない。
一度お座敷のお店に行ったとき、長靴履いてて往生しましたよ。
彼に引っ張ってもらった。
ま、コツはぴたーっとくっついてる口の部分に指を差しこんで空気を入れ、そうしてもぞもぞと少しずつ脚を引っ張り出すんだけど。
片足に三分くらいかかる。
わりとイラーっとくる。
前の長靴なんて、脚を引き抜く際に履いてる長靴をもう一方の脚で踏んでたから、くるぶしの辺りが破れてしまった。
そんなこともあり、「この悩み、私だけではないはず」と思って調べてみた。
すると、やっぱり世の中に私と同じことで困ってる人、たくさんいたんですね。
で、そんなときには必ずあるんです、お助けグッズが100均に。
さすが100均。
買ってきた。

「シューストリッパー」という商品名
もともとは乗馬用のブーツを脱ぐとき用のものらしい。
それにはちゃんと名前もあって、「ブーツジャック」というお道具だそうです。
やってみた。
くぼみに長靴の踵を入れて、もう一方の脚で手前を踏んで押さえ、そして脚を引き抜くだけ。

もう少し踵を入れてと。

片側の足も、お道具の真ん中くらいまで踏んどかないと、お道具、折れちゃいそう。
な、くらいに踵ホールドされます。
そして片足で踏んだまま長靴の中の足をもぞもぞするとらくーに抜けまひたー♪
かがんだり、指を長靴の口に差し込んだり、ふらつくからって下駄箱で体を支えたりする必要全くなし!
きゃーらくー!
イライラ感ゼロ。
超絶すごいっす。

脚が抜けた後、踵をお道具から外すのも大変なほど、踵ホールドされております。
いやー、素敵お道具。
これで100円。
家用と職場用に二つ買いました。
これで長靴で出かけて、お座敷のお店に行くことになっても、密かにこのお道具をバッグに潜ませておけば、恥ずかしい思いをすることはない。んなこたないか?
秋雨シーズン、ちびっと楽になりまひた。